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[2004.10.24]
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声が聴きたい
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▼Internet telephony start-ups double growth monthly(silicon.com)【英語】
http://networks.silicon.com/telecoms/0,39024659,39125160,00.htm
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君の声を聴くのに,家から歩いて15分のカフェで君と待ち合わせる必要もない。寒い冬の公衆電話でテレフォンカードの残りを気にしながら,朝まで立ち話する必要もない。そんな,あした。
quote:スカイプ社は,同社のピア・トゥ・ピア電話ソフトの同時接続数が100万に達したと発表した。また,ブラウザベースのネット電話サービスであるボイスグロー社は,顧客が200万人に近づいており,月平均122%の成長率になっていると述べている。それらのVoIPは一般消費者に使われ始めており,極度に規制と課税がされている従来の電話ネットワークの代替手段となっている。スカイプもネットグローも,余計な追加設備なしで通話が可能だ。
いままでのネットワークでは,声はほとんど聴こえなかった。マックOS XではiChatで動画によるチャットができるが,使っている人はあまりみない。声だけってのは,なにかと便利で嬉しさがあるものなのかもしれない。個人的な話で申し訳ないが,ブルートゥースのヘッドセットを使うようになり(過去記事),パソコンでスカイプを使ってみたのだけど,まったく問題なかった。プロバイダの料金などは払っているけど,通話料などない。朝まででも1日中でも声を聴いていられる(参考としてNikkei IT Proの記事)。
わかりやすく云うと,10年後にはいまの固定電話会社,携帯電話会社は,ひとつもなくなる。もしあったとしても,それは通話料金で生計を立てている会社ではなく,IPの基盤を提供する会社でしかない。携帯電話は残るでしょとなにも考えずに云う人もいるかもしれないが,サンフランシスコでのニュースのように(ITmedia Newsの記事)街中のどこででもIP網に接続できる環境は一般的になるので,そこではスカイプをソフトウェアにした携帯電話があれば,ほかのものは必要ない。あしたの,君の声を,聴こう。
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